泉自然公園が全国的な知名度を誇る最大の理由が、平成2年に選定された「日本さくら名所100選」にあります。園内にはソメイヨシノをはじめ、ヤマザクラ、オオシマザクラ、シダレザクラなど約20種・1,500本もの桜が植栽されており、品種ごとに開花時期がずれるため、例年3月下旬から4月中旬まで約1か月にわたって花見を楽しめるのが特徴です。
一番のビュースポットは、広大な芝生が広がる「草原原っぱ」と「お花見広場」です。頭上を覆い尽くす桜のアーチの下にレジャーシートを広げ、のんびりとピクニックを満喫する家族連れで賑わいます。また、池の水面に映り込む桜の情景や、花びらが水面を覆う「花筏(はないかだ)」の幻想的な美しさは、写真愛好家からも高い支持を集めています。毎年の桜開花状況は公園公式WebサイトやSNSで細かく発信されているため、満開のタイミングをピンポイントで狙って足を運ぶのがおすすめです。
春の華やかさとは対照的に、秋の深まりとともに園内を彩る紅葉も圧巻です。見頃は例年11月中旬から12月上旬にかけて。シンボルである「いずみ橋」から見下ろす谷津の渓谷美や、「もみじ谷」に広がるイロハモミジやメタセコイアのグラデーションは、千葉県内でも屈指の美しさを誇ります。高低差のある地形が織りなす立体的な紅葉美は、歩くたびに異なる表情を見せてくれます。