ニッチは「壁があればどこにでも作れる」わけではありません。建物の強度や断熱性能に関わるため、間取り計画の初期段階で位置を吟味する必要があります。
1. 外壁に面する壁には原則設置できない
建物の外周に接する壁の中には断熱材が充填されています。ここにニッチを掘り込むと断熱材が削られ、結露や断熱性能低下の原因となります。基本的にニッチは室内側の間仕切り壁に計画するのが鉄則です。
2. 筋交い(すじかい)や構造用合板が入る耐力壁
耐震性を支える柱や筋交いが入っている壁は、くり抜くことができません。柱と柱の間(間柱の間隔:約35〜40cm)を活用して設計する必要があります。
3. 給排水管・パイプスペース(PS)の裏
2階のトイレや水回りに隣接する壁内には、配管や電気配線が通っていることがあります。図面上でパイプスペースの位置を設計担当者と事前に照合しておくことが欠かせません。