日常生活で骨盤ベルトを使う際、見落としがちなのが睡眠時と帝王切開時の取り扱いです。産後骨盤ベルトを就寝時・寝る時に着用すべきかどうかは、ママの身体の状態によって判断が分かれます。寝返りを打つだけで激痛が走るような恥骨痛・腰痛がある場合は、就寝時もサポート力のあるベルトをやや緩めに巻くことで痛みが和らぎます。ただし、痛みが落ち着いているなら、就寝中は血流を促すために外して休むのが安全です。
また、帝王切開における産後骨盤ベルトの注意点として、傷口への直接的な刺激を避ける配慮が挙げられます。経膣分娩と違って腹部に手術創があるため、一般的な硬い骨盤ベルトをすぐに巻くと激痛や傷口の離開を招く危険があります。
帝王切開の場合は、自己判断で使用せず、必ず主治医や助産師の許可を得てから使用してください。傷口を保護しながら優しくサポートできる帝王切開専用のガーゼ調サポーターを使用し、悪露や傷の痛みが落ち着いた産後2〜4週間後から本格的な骨盤ベルトへとステップアップするのが安全な手順です。