2007年11月の結婚発表当時、阿部寛は都内で緊急記者会見を開いた。当時43歳だった彼が射止めた相手は、15歳年下の一般女性。報道陣の前に立った阿部は、終始照れくさそうな笑みを浮かべながらも、妻となる女性の素顔を明かす代わりに、一枚の手描きイラスト似顔絵を提示した。
その似顔絵は目元がぱっちりとした美しい女性を描いたもので、「似ています」と語る彼の表情には深い愛着が滲み出ていた。しかし、メディアに対して提示された画像情報はそれがすべてだった。一般人であるパートナーを守るため、徹底して視覚的な露出をカットするスタイルは、この会見の瞬間から始まっていたのだ。