家族共有を検討する際、SNSや知恵袋などで最も相談件数が多いのが「プライムビデオ家族共有で履歴はバレるか」というプライバシーに直結する懸念です。深夜にこっそり観た映画や個人的な趣味のアニメが、リビングの共用テレビ画面に「もう一度観る」「閲覧履歴に基づくおすすめ」として大々的に表示され、気まずい思いをしたという体験談は枚挙にいとまがありません。
結論から整理すると、プロフィールの切り替えを行えば、アプリ内の「マイアイテム」やトップ画面のレコメンド表示は個別に分離されます。しかし、これで100%安心とは言えません。なぜなら、同じ端末やアカウント内において、他人のプロフィールへアクセスする際にパスワードロックが施されていない場合、誰でもワンタップで別のプロフィールに切り替えて視聴傾向を覗き見ることが可能だからです。
さらに深刻な盲点となっているのが、Amazonプライム購入履歴閲覧制限の真相です。プライムビデオ内で有料レンタル・購入した作品や、有料チャンネル(専門チャンネル)の登録情報は、動画アプリ内だけでなく、Amazon.co.jpのメインショッピングサイトの「注文履歴」にも明確に記録されます。
動画アプリ内でいくらプライムビデオ視聴履歴の削除と非表示を実行したとしても、Amazon本体の注文履歴からは購入データ自体を抹消することはできず、「注文履歴の非表示(最大500件まで)」という気休めの措置しか残されていません。しかも、親アカウントの登録メールアドレス宛には即座に「ご注文の確認」というタイトルの電子メールが明細付きで自動送信されます。親アカウントを持つ配偶者や保護者に内緒でレンタル作品を決済した場合、数秒でその事実が通知される構造です。
万が一見られたくない視聴履歴を残してしまった場合の手順は次の通りです。ブラウザ版のPrime Video設定ページから「アカウントと設定」を開き、「アクティビティ」または「視聴履歴」タブにアクセスします。該当作品の横にある「視聴履歴から映画(エピソード)を削除」をクリックすることで、該当作品に基づいた関連おすすめの汚染を食い止めることが可能です。