中居体制の熱狂を経て、司会のバトンは中山秀征へと手渡された。中山がもたらしたのは、スタジオ全体を包み込む安心感と、解答者同士の心理戦を巧みに引き出す包容力だ。番組は装いを新たに『ザ・タイムショック』へと進化を遂げ、個人戦から団体戦、芸能界の知力王決定戦といった大型特番スタイルへとスケールを広げていく。
時代がアナログからデジタルへ、そして倍速視聴が定着する変革期にあっても、1分12問という基本フォーマットの純度は一切損なわれなかった。むしろ、即答性とテンポを重んじる現代の視聴感覚にこそ、このソリッドな設計は合致していた。