岡山市北区佐山という立地は、古くからの住宅地と新興ファミリー層のベッドタウンが交差する要衝だ。ここで展開された佐山店リニューアルプロジェクトは、旧態依然とした売り場動線を根本から見直す契機となった。通路幅の拡張、照明のLED化による生鮮品の鮮烈な見せ方、そして地場産品を前面に押し出したレイアウトへの刷新が功を奏している。
大手プライベートブランドの画一的な棚作りに頼るのではなく、岡山県南部の旬を取り揃える柔軟性こそが生命線だ。春先の鰆や初夏のマスカット、冬の根菜類まで、地元の生産者と直接顔を合わせる取引関係が、他店には真似できないスピード感と価格設定を可能にしている。