小鼻の赤みは、大きく分けて2つの病態が存在する。ひとつは皮脂の過剰分泌と常在菌のバランス崩壊によって生じる「脂漏性皮膚炎」、もうひとつは皮膚の薄い部位で血管が恒常的に広がってしまう「毛細血管拡張症」だ。日本皮膚科学会の診療ガイドラインでも、これらは明確に区別して管理されるべき疾患として位置づけられている。
見分けるポイントは患部の質感にある。赤みとともに黄色っぽい皮むけやかゆみ、ベタつきを伴うなら脂漏性皮膚炎の可能性が高い。一方で、触れてもツルツルしており、細い糸状の血管が透けて見える場合は毛細血管拡張症、あるいは初期の酒さを疑うべきだ。原因が異なれば、選ぶべき有効成分も治療のステップも180度変わる。