現場の最前線で活躍するトップヘアメイクアップアーティストの小田切ヒロが提唱するように、メイクで最も重要なのは「素肌感を殺さず、骨格の美しさを際立たせること」だ。厚塗りで肌を覆い隠す時代は完全に終わった。初心者でも失敗せず、劇的に洗練された印象を手に入れるための実践ステップを解き明かす。
美肌見せの鍵を握るのは、下地とコンシーラーの緻密な引き算だ。全顔にファンデーションを均一に伸ばすのではなく、トーンアップ効果のある日焼け止めをベースに仕込み、目の下のクマや小鼻の赤みなど、ノイズとなる部分だけにピンポイントで薄膜コンシーラーを点置きする。指の腹でトントンと優しく境目をぼかすだけで、まるで何も塗っていないかのような透明感と立体感が生まれる。
そして、顔の印象の8割を決定づけるのが「眉の黄金比」だ。 1. 眉頭は小鼻の延長線上に置く 2. 眉山は黒目の外側から目尻の間に設定する 3. 眉尻は小鼻と目尻を結んだ延長線上にスッと流す
自眉が薄い部分はペンシルで1本ずつ毛を描き足し、仕上げにクリアマスカラで毛流れを上向きに固定する。毛並みの立体感を強調するだけで、顔立ち全体が引き締まり、洗練されたオーラが立ち現れる。