インフルエンザ予防接種における子供と大人の回数設定には、明確な免疫学的な根拠があります。年齢ごとの接種ルールは以下の通りに定められています。
6ヶ月以上13歳未満の子供は、過去のインフルエンザ感染歴やワクチン接種歴が少なく、1回の接種では十分な抗体を獲得しにくいため原則2回接種が義務付けられています。一方、13歳以上の子供および成人は、すでに過去の感染や接種によって免疫の記憶(プライミング)が体内に残っているため、原則1回接種で十分な抗体上昇が得られます。
子供が受ける場合のインフルエンザワクチン2回接種間隔は2〜4週間と定められていますが、免疫効果を最大限に高める観点からは3〜4週間の間隔を空けることが推奨されます。1回目の接種で免疫の基礎を作り、3〜4週間後に2回目を打つことでブースター効果が働き、強固で長持ちする抗体を獲得できます。
子供のスケジュールを組む際は、1回目を10月中旬〜下旬、2回目を11月中旬〜下旬に設定するのが理想的です。受験生など確実に免疫をつけておきたい13歳以上の中高生に関しては、医師の判断により希望に応じて2回接種を選択することも可能です。