「うちの子は人見知りが激しいけれど、一生このままなのか」「子どもの頃の短気な性格を変えたい」と悩む必要はありません。心理学と神経科学の双方で、人間の性格は後天的にいくらでも更新可能であることが立証されています。
パーソナリティ心理学では、性格を以下の二層に分けて捉えます。
1. 気質(Temperament):遺伝的・先天的要因が強く、刺激に対する反応の速さや感受性の強さ(内向的・外交的など)
2. 人格・性格(Character / Personality):後天的な環境、経験、学習、人間関係によって形成される思考や行動のパターン
生まれ持った「気質」そのものは生涯を通じてベースに残る傾向があります。しかし、その気質をどのように活かし、どのような行動を選択するかという「性格」は、年齢を重ねても変わり続けます。近年の脳科学では、大人になっても経験や学習によって脳の構造が変化する「神経可塑性(ニューロプラスティシティ)」が常識となっており、20代、30代、あるいはそれ以上の年齢になっても、新しい習慣や思考法を身につけることで行動様式は変化します。