高層階に足を踏み入れると、かつての整然としたデスク配置は影を潜めている。そこに広がるのは、観葉植物が豊かな緑のグラデーションを作り出し、まるでカフェやライブラリーと見紛うような柔軟なワーキングスペースだ。
「出社すること」の意味が問われて久しい。自宅でもカフェでも仕事ができる時代に、なぜわざわざオフィスへ向かうのか。その解がここにある。偶発的な出会い、雑談から生まれるアイデア、最新テクノロジーを体感できるコワーキングブース。人と人が物理的に出会う価値を最大化する設計が、フロアの隅々にまで張り巡らされているのだ。