「生理中だから安全」という認識は、医学的には完全な誤謬です。多くの産婦人科医が指摘するように、月経期間中の性交渉には通常の期間以上に慎重な配慮が求められます。子宮口が開き、経血とともに子宮内膜が剥がれ落ちている状態の女性器は、いわば体内に大きな傷口を抱えているのと変わりません。
日本産科婦人科学会などの専門機関が提示する見解でも、月経中の性交は感染症のリスクを高める要因として挙げられています。局所の自浄作用が低下しているデリケートな時期に物理的な刺激や細菌の侵入が加わることで、膣内だけでなく骨盤腔内にまで炎症が波及する恐れがあります。「血が出ているから大丈夫」という安易な思い込みを捨て、身体の構造とリスクの本質を見つめ直す必要があります。