ネット上の情報やSNSの投稿には、一部実態と異なる誤解や古い情報が散見されます。特に遠方からの来訪者が失敗しやすい2大トラップが「チャギントン電車」と「MOMOの運用」に関する仕様です。
世界的な人気アニメの世界観を実車化した「おかでんチャギントン」は、街中で走る姿を見かけると誰もが目を奪われます。しかし、「普通の路面電車と同じように並んで乗れる」と誤解しているケースが後を絶ちません。
実際には、チャギントン電車予約運行日に合わせた完全予約制の特別運行となっており、通常の140円運賃や一日乗車券で車内に立ち入ることは一切不可能です。チケットはローソンチケット等の専用窓口で事前に日時指定で購入する必要があり、運行日も金・土・日・月および祝日を中心とした特定日に限られています。当日に乗り場で空席を待っても原則として乗車できないため、子ども連れで訪れる際は事前のスケジュール確保が絶対条件となります。
もうひとつの盲点は、水戸岡鋭治氏デザインで知られる超低床LRV「MOMO」の運行時間です。岡山電気軌道時刻表の検索において、「MOMOは常に走っている」と思われがちですが、同社が保有する全編成の中で超低床車は限られた数しか存在しません。定期検査(ドック入り)期間中は長期間にわたって一般車両(レトロな旧型車)へ変更されることがあります。バリアフリー乗車や写真撮影を目的に訪れる場合は、岡山電気軌道が公式HP上で発信している「低床車両運行ダイヤ(直近の固定ダイヤ)」を当日朝に再確認することが鉄則です。