迫力ある航空写真を撮影するためには、光線状態(順光・逆光)と背景のロケーションを意識した撮影おすすめスポットの選定が勝敗を分けます。基地内のエプロン地区は機体を真下から捉える臨場感がある一方、基地外の開けた高台や公園からはスモーク全体のスケール感を綺麗にフレームへ収めることができます。
現地に向かう上で把握しておきたいのが、フライトの可否を左右する天候中止条件判断です。航空自衛隊の安全基準に基づき、以下のような厳しい気象制限が設けられています。
- 視程(見通せる距離):通常アクロバット飛行では8km以上(航過飛行でも5km以上)が必要。
- 雲底高度(シーリング):第1区分の実施には約3,000メートル以上の青空が必要となり、雲が低い場合は水平系の課目(第3・第4区分)や航過飛行へと変更。
- 強風・雷雲:飛行ルート周辺に発達した積乱雲や雷注意報、突風がある場合は安全を最優先して展示飛行が中止。
雨が降っていなくても、上空に低い雲が立ち込めている場合はフライトが制限・中止されることがあります。当日は地上天気だけでなく、上空の雲量や風速の推移を雨雲レーダー等でこまめに確認することが大切です。