2003年、彼女はアジアのブライダルデザイナーとして初めてパリ・オートクチュール協会(サンディカ)の兼任会員に選出された。グラン・パレなどの名だたる舞台で披露されたコレクションは、「東洋の静寂と西洋の情熱が融合した最高峰のエレガンス」として現地メディアから大絶賛を浴びた。
王室関係者やハリウッドセレブからのオーダーが相次いだ背景には、どれほど知名度が上がっても一針一針への妥協を一切許さなかった職人魂がある。手刺繍に数百時間を費やす妥協なき仕立ては、効率重視の現代社会に対する静かな反論のようでもある。