身体装飾の歴史を振り返る上で、各地域の伝統的な紋様を外すことはできない。中でも太平洋諸島や先住民族のカルチャーに根ざしたトライバルタトゥーにおいて、太陽はコミュニティの結束や戦士の誇りを証明する至高のマークだった。
ハリウッドスターのドウェイン・ジョンソンが身に纏う壮麗なポリネシアン・タトゥーは、その象徴的な例だ。彼の身体に描かれた力強いラインと抽象化された太陽の意匠は、家族への愛や先祖からの継承を物語っている。映画『モアナと伝説の海』でも、伝統的なタトゥーが個人の物語や偉業を刻む神聖な記号として鮮烈に描かれた。個人の信念を肉体に刻み込む営みは、時空を超えて世界中の人々を惹きつけて止まない。