この施設が位置する巨大な広域公園、フラッシング・メドウズ・コロナ・パークは、ニューヨークのダイバーシティを象徴するパブリックスペースだ。その中央に鎮座する施設群を統括するのが全米テニス協会 (USTAである。彼らは「テニスの普及と頂点の追求」を両立させるため、施設運営に革新的なアクセス制度を組み込んできた。
かつて女子テニス界のパイオニアであり社会運動家としても知られるビリー・ジーン・キングの名を冠したナショナル・テニス・センターの理念は、いまも生きている。公立公園内にあるからこそ、誰もが敷居高く感じずに世界最高の環境へアクセスできる道が残されているのだ。