大谷翔平のホームランがファンの度肝を抜くのは、単なる本数の多さだけではありません。MLB公式のトラッキングシステム「Statcast」が測定する弾道データそのものが、他のメジャーリーガーと比較しても異彩を放っているからです。
特筆すべきは、時折記録される打球速度118〜119mph(約190〜192km/h)という極限のスピードです。これは全メジャーリーガーの中でも上位1%未満に属する数値であり、ヤンキースのジャンカルロ・スタントンやアーロン・ジャッジら限られたパワーヒッターしか出せない領域です。さらに、打球角度と打球速度が理想的な組み合わせとなった「バレル(Barrel)」の割合において、大谷は常にリーグ最高峰を維持しています。
SNSやネット掲示板(5ちゃんねる、Xなど)では、大谷の一発が飛び出すたびに次のような驚嘆の声が溢れています。
「打った瞬間の打球音が他の選手と明らかに違う。まるでライフル銃の破裂音」「逆方向に流して飛距離440フィート(約134m)は物理法則が壊れている」「相手投手の失投を見逃さない反応速度がもはやAIレベル」
現地ドジャー・スタジアムの記者席で取材を続ける米番記者たちも、「オオタニの打球は球場の右翼・中堅フェンスだけでなく、スタジアムの屋根や場外へ消えていくような錯覚を覚える」と一様に口を揃えます。ただボールを遠くへ飛ばすだけでなく、「観客に異次元の体験を提供するエンターテインメント性」こそが、大谷のホームランの真髄と言えます。