実は逆効果?胃に優しい料理の新常識!胃痛を早く治す回復食とNg食材

実は逆効果?胃に優しい料理の新常識!胃痛を早く治す回復食とNg食材

実は逆効果?胃に優しい料理の新常識!胃痛を早く治す回復食とNg食材について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

胃がキリキリと痛む、あるいは食後にいつまでもみぞおちが重いといった不快感は、胃粘膜を防御する仕組みと胃酸による攻撃のバランスが崩れた結果として現れます。胃酸過多と消化不良の原因と対策を考える上で、まず知るべきは胃酸の強烈な殺菌・分解作用です。胃酸はpH1〜2という強酸性の塩酸であり、通常であれば胃の内壁は「ムチン」をはじめとする粘液のベールで保護されています。

ところが、精神的ストレスや睡眠不足が続くと自律神経のうち交感神経が過剰に緊張し、胃粘膜への血流が急激に低下します。その結果、粘液の分泌が枯渇し、強酸が自分自身の胃壁を直接攻撃して痛みが生じるのです。一方で、副交感神経の働きが鈍ると胃の蠕動運動が低下し、食物が十二指腸へと送り出されずに長時間滞留するため、不快な胃もたれや早期満腹感へと直結します。

このダメージから胃を守るためには、胃粘膜を保護する栄養素と食材を意識的に補給しなければなりません。代表的なものが、キャベツやブロッコリーに多く含まれるビタミンU(通称キャベジン)です。ビタミンUには核酸やタンパク質の合成を促進し、傷ついた粘膜の修復を早める働きが報告されています。また、長いもやオクラ、納豆などのネバネバ成分に含まれる植物性粘性物質(ガラクタンやペクチンなどの複合体)は、胃壁の上に物理的な保護膜を形成し、胃酸の直接刺激を和らげる頼もしい味方となります。

橋本 菜々子
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橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。