片付けの時期を見極めたら、次に取り組むべきは入念なお手入れだ。空調家電産業をけん引するパナソニックやダイニチ工業といった主要メーカーは、シーズン終了時のメンテナンス手順について強い警鐘を鳴らしている。水槽やフィルターにわずかでも水分が残ったまま密閉空間に保管すると、夏場の高温多湿な環境下で雑菌やカビが爆発的に繁殖するためだ。
ダイニチ工業の技術資料によれば、クエン酸を用いた浸け置き洗浄で水アカを徹底除去した後、最低でも丸一日以上の「陰干しによる完全乾燥」が不可欠とされる。またパナソニックの担当者も、フィルターの目詰まりを放置したまま保管すると、翌シーズン稼働させた瞬間に不快なニオイを部屋中にまき散らす原因になると強調する。季節家電としての寿命を延ばすためにも、乾ききるまでの妥協なき乾燥工程が求められる。