子宮頸がん検診「Nilm」判定とは?陰性でも油断禁物な真相と受診時期

子宮頸がん検診「Nilm」判定とは?陰性でも油断禁物な真相と受診時期

子宮頸がん検診「Nilm」判定とは?陰性でも油断禁物な真相と受診時期について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をチェックしてください。

自身の診断結果が全体のどの位置にあり、もし異常が見つかった場合にどのような検査・自己負担が発生するのかを把握しておくことは、不要なパニックを防ぐために極めて有効です。日本産科婦人科学会および日本臨床細胞学会の基準をベースに、各判定の立ち位置と二次検査の相場をまとめました。

判定区分(ベセスダ)旧・日母分類の目安病変の状態と臨床的意味推奨される対応・検査費用NILM(陰性)クラスⅠ〜Ⅱ正常組織、または良性の炎症性変化のみ定期検診を継続(追加費用:0円)ASC-US(異型疑い)クラスⅢa相当良性か軽度異形成か判定困難なグレーゾーンHPV検査(保険適用で約2,000〜3,000円)LSIL(軽度病変)クラスⅢaHPV一過性感染に伴う軽度異形成(CIN1)精密検査(コルポスコピー+生検:約5,000〜8,000円)HSIL(高度病変)クラスⅢb〜Ⅳ中等度〜高度異形成(CIN2・CIN3)、上皮内がん即時コルポ下生検・病変切除の検討(1万〜2万円超)SCC / ADC(悪性)クラスⅤ浸潤がん(扁平上皮がん、または腺がん)基幹病院での画像診断・手術・放射線治療等

表に示した通り、精密検査 コルポスコピー費用の実質負担額は、健康保険3割負担を適用した場合、病変組織を小さく切り取る「狙い撃ち生検」を含めておおむね5,000円から1万円前後が相場です。NILMであればこの精密検査に直行する経済的・肉体的負担はひとまず免除されますが、重要なのは「この判定が絶対に未来を保証する免罪符ではない」という前提を忘れない点にあります。

池田 達也
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池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。