自己愛性人格障害を抱える女性は、初対面で周囲を惹きつける際立った魅力を持つ場合が少なくありません。しかし、関係性が深まるにつれて、その容貌や表情に特有の違和感が観察されるようになります。臨床観察や被害者手記の分析から、外見と表情には明確なサインが存在することが分かっています。
まず外見的特徴として挙げられるのが、「過剰なまでに計算されたセルフプロデュース」です。自身の社会的ステータスや魅力を誇示するため、TPOを逸脱してブランド品やトレンドを過剰に身にまとったり、あるいは逆に「純朴で無力な庇護されるべき女性」を緻密に演出した装いを選びます。外見を自己表現の手段ではなく、「他者をコントロールし、羨望の眼差しを集めるための武器」として運用している点が一般的なファッション愛好者との決定的な違いです。
さらに顕著な差異が現れるのが、ふとした瞬間の「顔つき」です。SNSや公の場で見せる満面の作り笑いとは裏腹に、自分に利益がないと判断した相手や格下とみなした相手に向ける視線は、極めて冷酷で感情が欠落しています。専門用語で「ナルシシスティック・ステア(自己愛の凝視)」と呼ばれる、相手を品定めするかのような値踏みの視線や、他者の成功話を聞いた瞬間に唇の端を一瞬だけ引きつらせる「軽蔑の微小表情」は、本性を見抜く有力な観察ポイントとなります。