顔のできものの中で最も警戒すべきが皮膚悪性腫瘍です。顔面は日光(紫外線)に常に晒されているため、高齢期を中心に皮膚がんの発生頻度が比較的高くなります。
見分けの目安として、以下の特徴に当てはまる場合は早急な精査が求められます。
- 基底細胞がん:黒〜黒褐色の小さな結節で、真ん中がわずかに崩れて潰瘍(ただれ)を作りやすく、出血を繰り返す。
- 日光角化症(有棘細胞がんの前駆病変):赤みを帯びたカサカサした斑状の病変で、表面に硬いかさぶたのような角化物が付着する。
- 悪性黒色腫(メラノーマ):形が左右非対称、輪郭がギザギザして不明瞭、色に濃淡が混ざり、直径が6mm以上に急速拡大する。
「以前からあったシミが急に盛り上がってきた」「できものから血や浸出液が出てなかなか乾かない」といった兆候は、単なる加齢性イボと自己判断せず、ダーモスコピー検査を備えた皮膚科を受診してください。