2026年から2026年にかけて放映されたアニメ『ひぐらしのなく頃に 業』および『ひぐらしのなく頃に 卒』は、完全ハッピーエンドを迎えたはずの『祭囃し編』のその先を描いた完全新作です。当初はリメイクとして宣伝されながら、第2話で完全な「新作・解答編の裏返し」であることが明かされ、界隈に大きな衝撃を与えました。
『業・卒』における惨劇の主犯は、かつて救われる側であった北条沙都子です。雛見沢を出て名門お嬢様校「聖ルチーア学園」へ進学した梨花と沙都子は、環境の激変によって深刻な心のすれ違いを起こします。取り残された孤独と劣等感に苛まれた沙都子は、カケラの世界で新たな上位存在エウアと邂逅し、梨花と同じ「死に戻りのループ能力」を獲得してしまいます。
沙都子の目的は、梨花の精神を徹底的にへし折り、「雛見沢から二度と出ない」と誓わせることでした。彼女は『H173(発症薬)』を用いてレナや魅音、詩音、大石らを人為的にレベル5へと発症させ、梨花を絶望に突き落とす偽りの惨劇を構築していきます。最終的に物語は、永遠の友情という名の共依存を断ち切り、互いに異なる道を歩むことを認め合うという、痛切かつ鮮烈な結末へと着地しました。