『遊郭編』のメインエネミーとして圧倒的な存在感を放った上弦の陸・堕姫。遊女としての華やかさと鬼としての残忍さを併せ持つ彼女のデザインは、作画陣にとって大きな挑戦だった。吉原遊郭という独特な舞台装置の中で、帯を使った立体的なアクションと魅惑的なスタイルの融合は、画面から目が離せない緊張感を生み出している。
作画監督陣は堕姫の肌の質感、帯のしなり、そして胸元や腰回りのラインの出し方に細心の注意を払った。彼女の持つ悪の美学と恐ろしさを両立させるためには、身体的な魅力の強調が不可欠だったからだ。結果として、恐ろしくも美しい鬼の造形は世界中のファンを魅了し、ダークファンタジーとしての作品の格を一段引き上げることに成功した。