多くの消費者が陥りがちな罠が「表示価格=実際の安さ」と思い込むことだ。家電量販店の価格設定には、現金値引きを重視するスタイルと、高倍率のポイント還元を提供するスタイルの2通りが存在する。例えば、10%のポイントが還元される場合、一見すると実質10%引きに思えるが、次回以降の買い物でしか使えないポイントの経済的価値をどう評価するかで計算は変わってくる。
最新の市場データを基にした価格比較調査によれば、都市部を中心とした大手8社の価格競争は、実質価格でわずか数パーセントの攻防に収れんしている。しかし、隠された最安価格を引き出すためのロジックは存在する。具体的には、会員限定シークレットクーポン、特定クレジットカード利用による即時引き、そして他社対抗を掲げた特別値下げである。損をしないためには、表面上の値札に惑わされず、ポイント還元率を加味した「実質支払額」をその場で算出する癖をつける必要がある。