あずきバーの強烈な硬さは、ときに消費者の口腔内に重大なアクシデントをもたらします。近年、歯科医師からも「冷凍庫から出したてのあずきバーで歯が欠けた、詰め物が取れた」という症例が報告されており、井村屋もこの事態を真摯に受け止めています。
現在、パッケージの裏面には「固く凍りついておりますので、歯を痛めないようにご注意ください」という明確な注意喚起が記載されています。井村屋の広報担当者もメディアの取材に対し、「決して無理をしてすぐに噛み砕かず、少し表面が溶け始めてからお召し上がりいただきたい」と公式見解を述べています。
また、ファンの間では「昔より硬くなっているのではないか」という噂が囁かれています。実はこの噂、科学的にあながち間違いではありません。井村屋は消費者の健康志向や嗜好の変化に合わせて、時代ごとに糖分(甘さ)をわずかに控えるリニューアルを行ってきました。砂糖の含有量が減ると水の凝固点降下が弱まるため、氷の結晶がより強固に結合し、結果として硬度が増すという物理現象が起きているのです。