白斑という病気が世界中で広く知られるようになった最大の転換点は、キング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンの存在だ。かつて重度の白斑を患っていた彼は、過剰なメディアのバッシングや「肌を白く漂白した」という心ない誤解に晒され続けた。当時は病気に対する社会的認知が圧倒的に不足しており、本人がいくら病名を告白しても偏見を払拭することは容易ではなかった。
状況を劇的に変えたのが、カナダ出身のモデル、ウィニー・ハーロウだ。幼少期に「シマウマ」となじられ絶望を味わった彼女は、自身の白斑を唯一無二の個性として世界的なファッションショーで提示した。彼女の成功は、世界のランウェイにおける美の定義を塗り替えただけでなく、日本のエンタメ界やモデル業界にも計り知れない影響を与えている。