この公園の魅力を語るうえで欠かせないのが、地形の妙だ。一帯は武蔵野台地が東側の低地へと一気に落ち込む「崖線(がいせん)」に位置している。かつて工場跡地であった広大な傾斜地を、行政と民間が手を取り合って再開発した経緯を持つ。
高度な造園・都市公園事業の技術によって、元々の急斜面は危険な崖ではなく、ダイナミックな景観を生む「巨大な遊戯空間」へと生まれ変わった。高低差約20メートルを活かした芝生広場や立体的な遊歩道は、防災拠点としての機能も併せ持つ。まさに自然美と都市防災が融合した、理想的な都市型自然公園のモデルケースと言えるだろう。