南海の改札を出てすぐ、屋根付きの連絡デッキを進むとJR阪和線支線の「東羽衣駅」へと繋がる。このわずか数十メートルの連絡路こそが、このエリアの利便性を決定づけている生命線だ。
東羽衣駅から鳳駅へ向かえば、阪和線の快速に接続して天王寺や和歌山方面へもダイレクトにアクセスできる。つまり、南海とJRという大阪の二大幹線を自在に使い分けることができるのだ。人身事故や悪天候によるダイヤ乱れが発生した際にも、代替ルートがすぐ目の前にあるという心理的安全性は計り知れない。
朝の通学時間帯には、近隣の清風南海高校や羽衣学園、羽衣国際大学へと向かう学生たちの列が途切れることなく続く。異なる鉄路が交わる結節点として、駅周辺には常に若々しいエネルギーが循環している。