スポットクーラーの冷房効果を左右する最大の要因が排気ダクトの処理だ。本体背部から排出される温風を屋外へ逃がさなければ、部屋の中で冷気と熱気が混ざり合い、室温はかえって上昇してしまう。付属の窓パネルを用いて隙間なくダクトを屋外へ差し出す作業は、冷気効果を得るための絶対条件と言える。
さらに設置時に考慮すべきなのが排水(ドレン水)の処理だ。近年主流となりつつあるノンドレン方式は、熱交換器の熱を利用して発生したドレン水を蒸発させ、排気ダクトから温風と共に屋外へ排出する仕組みを採用している。これにより頻繁な水捨ての手間が大幅に軽減された。ただし、湿度が高い梅雨時期や急激な猛暑時には蒸発が追いつかず、内部タンクが満水になって自動停止することもあるため、付属のドレンホースによる連続排水の準備をしておくと安心だ。