現在、ハワイで子どもたちを育てる母となった吉川ひなの。自らが「親」という立場になって初めて見えてきた景色がある。それは、親から与えられなかった無条件の愛を、自分の子どもたちには惜しみなく注ぎ込むという固い誓いだった。
「自分がされて嫌だったことは絶対にしない」「子どもを一人の独立した人格として尊重する」。自らの苦い経験を反面教師とし、彼女は包み込むような温かい家庭環境を作り上げている。不完全だった親を許すのではなく、その負の連鎖を自分の代で断ち切ること。これこそが、彼女が辿りついた究極の「親離れ」であり、子育ての哲学だ。