早稲田大学政治経済学部を中退後、1964年にニッポン放送へ入社した亀渕昭信の経歴は、放送業界でも極めてユニークです。制作現場で手腕を発揮した彼は、数多くのヒット番組や新人ミュージシャンを発掘し、ディレクターから編成局長、役員へと着実に昇進を重ねました。
そして1999年、現場出身者として待望されたニッポン放送代表取締役社長に就任。現場の空気を熟知するトップとして、デジタル化への対応や新規コンテンツの開発を指揮し、社員やタレントからも「カメさん社長」として厚い信頼を寄せられました。経営者となっても現場主義を貫き、スタジオに顔を出しては若手スタッフにアドバイスを送る姿が語り草となっています。