カラビナの用途は、もはやアウトドアの領域を遥かに踏み出している。都内のIT企業に勤める男性(34)は、ビジネスリュックのストラップに小型の100均カラビナを取り付け、ワイヤレスイヤホンと通勤パスケースを吊り下げている。「ポケットを塞がずに済むし、落とす心配もない。以前はブランド品を使っていたが、傷がついても気にならない100均製に変えたらストレスが激減した」と語る。
さらに、ソロキャンパーの間では、テント内のランタンフックやハンギングチェーンの設営において、10円単位のコストパフォーマンスを発揮する消耗品として大量買いされるのが日常茶飯事だ。キッチン周りでの調理器具吊り下げ、車内のアシストグリップを活用した収納スペース拡張など、ユーザー自身のアイデアによってその用途は無限に枝分かれしている。