現場のクリエイターや保育士への取材取材を通じて見えてきたのは、きのこイラストが持つ圧倒的な「視認性の高さ」と「感情的な親しみやすさ」です。
都内の認可保育園で働く保育士(実務経験8年)は、保育園おたよりイラストとしての活用について次のように語ります。
「9月から11月のおたよりには、必ずどんぐりや落ち葉とセットできのこのイラストを配置します。傘に顔を描き込んだり、水玉模様を大きめに入れたりすると、子どもたちが一目で『きのこさん!』と反応してくれるんです。白黒コピーでも傘のドット柄がはっきり出るため、印刷コストを抑えつつ誌面を華やかにできる点も助かっています」
また、ECサイトやスーパーの販促を担当するデザイナーからは、毒キノコイラストかわいいデザインの意外な実効性について証言が得られました。
「秋の味覚イラストとしてシイタケやシメジをそのままリアルに描くと、どうしても地味な茶系で沈んでしまいます。そこで、赤地に白の水玉が映えるベニテングタケ風のデフォルメデザインをアイキャッチに配置すると、売り場全体の視認率が跳ね上がります。毒キノコであってもキャラクター化されたポップな表現であれば、危険性よりも『童話のような可愛さ』が先行し、集客フックとして非常に強力です」