『鬼滅の刃』の熱狂は日本国内にとどまらない。北米や欧州、アジア諸国においても、三木眞一郎の日本語ボイスに対する評価は絶大だ。字幕版で鑑賞する海外のアニメファンからは、父・炭十郎の演技に対して「Spiritual(精神的)で神聖な声だ」「セリフは少ないのに、すべてを悟ったマスターの雰囲気が溢れ出ている」と絶賛のコメントが寄せられている。
言語の壁を超えて伝わるのは、演技の奥にある「感情の温度」だ。ヒノカミ神楽の舞に乗せて吐き出される静かな息遣い一つにまで、日本の伝統的な美意識と精神性が宿っている。三木が吹き込んだ生命は、世界中のファンの心に深く浸透している。