強力なスタジオ照明と熱気に何時間も晒されながら、マツコさんの肌は常に涼しげなハーフマットの陶器肌を保っています。この驚異的なキープ力の裏には、プロユースのコスメを巧みに組み合わせたベースメイクの構築手順が存在します。
愛用ベースとして名高いのが、舞台用化粧品として不動の信頼を誇る三善(みつよし)のシャレナシリーズや、カバー力と密着力で定評のあるカバーマーク、エスティ ローダーのダブル ウェアなどのリキッド&クリームファンデーションです。マツコさんはこれらを肌のパーツごとにブレンドし、水を含ませて固く絞ったスポンジで幾重にも叩き込むことで、皮脂と混ざり合っても崩れない強固な密着レイヤーを作り上げています。仕上げには粒子が極めて細かいルースパウダーを贅沢にプレスし、毛穴レスな質感へと昇華させます。
また、過酷な厚塗りメイクを支えるのは徹底したスキンケアです。帰宅後は即座にスチーマーとクレンジングクリームで毛穴の奥からメイクを浮き上がらせてオフし、たっぷりの化粧水と高保湿クリームで水分・油分バランスを整えるルーティンを欠かしません。「土台となる素肌のコンディションが整っていなければ、美しいベースは作れない」という基本原則が徹底されています。