近年の地球温暖化や異常気象に伴い、ファッション業界およびアパレル産業全体の製品サイクルも劇的な変容を迫られている。従来の「春夏」「秋冬」という厳密な2期制のコレクション展開は姿を消しつつあり、年間を通じて調整しやすい通年型アイテム(エバーグリーン・プロダクト)の需要が急増している。
大手メーカーや気鋭のデザイナーブランドは、温度変化に柔軟に対応できる高感度な素材開発にしのぎを削る。季節の変わり目における売上を左右するのは、まさにこの25度前後という「過渡期の気温」に対応できるリアルクローズの完成度なのだ。