いま、本物の屋台ラーメンを体感したいなら、どこへ向かうべきか。福岡の「中洲」「天神」「長浜」エリアは依然として最大の集積地だが、近年は北九州市の小倉や、鹿児島、さらには東北や東日本の郊外で孤独に営業を続ける孤高の移動屋台もカルト的な人気を博している。
屋台を訪れる際は、暗黙のルールを理解しておきたい。席数が限られているため長居は禁物であり、泥酔状態での入店は避けるのが鉄則だ。まずは名物の小皿料理やビールで喉を潤し、最後にラーメンを注文してスープを一滴残さず啜る。この一連の粋な所作こそが、暖簾を守る店主への最大の敬意となる。
都市の美観や効率性を優先する近代化の波に抗い、今夜もどこかの路地裏で赤い提灯が灯る。立ち上る湯気の向こうにあるのは、単なる麺とスープではない。それは、私たちがどこかに置き忘れてきた昭和の温もりであり、人間の生々しい営みそのものなのだ。 (出典: 屋台 ラーメン(Yahoo!ニュース))
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