この歴史ある聖地を訪れるにあたっては、事前の準備と参拝マナーの確認が不可欠だ。近鉄吉野駅から下千本、中千本を経て奥千本へと向かうルートは、季節や天候によって移動手段が変化する。
最新のアクセス方法として、吉野山ロープウェイや中千本公園からのバスを乗り継ぎ、竹林院前付近から奥千本行きの路線バスを利用するのが最も効率的だ。バスを降りた後も、心臓破りの傾斜が続く杉林の参道を20分ほど歩く必要があるため、トレッキングに適した履物と防寒着は必須である。
参拝手順にも伝統的な作法が存在する。参道の中央を避けて端を歩き、手水舎で手口を清めた後、拝殿前では「二礼二拍手一礼」の心静かな参拝を心がけたい。また、境内奥の「隠れ塔」へ立ち入る際は、神聖な修行場への敬意を払い、静寂を乱さないような振る舞いが求められる。