かつては中高年男性の聖地とされていた大衆食堂に、近年異変が起きている。Z世代を中心とする若者層が殺到しているのだ。そのきっかけはTikTokやInstagramなどのSNS。洗練されたカフェやコンセプトレストランにはない、「リアルで無骨な佇まい」が逆に新鮮として映っている。
パイプ椅子、少し色あせたメニュー札、手書きの本日のおすすめ。スタイリッシュなフィルターを通さないそのままの風景が、デジタルネイティブたちの心を掴んだ。写真映えを狙った演出ではなく、日常そのものが持つ力強さが共感を生んでいる。