関係がこじれて連絡が途絶えたり、冷淡な態度を取られたりすると、多くの人は「嫌われた」「完全に拒絶された」と絶望しがちです。しかし、関係修復の心理学の観点から相手の内面を分析すると、その冷たい態度の正体は悪意ではなく、これ以上の精神的ダメージを避けようとする「心理的防衛機制」であることが大半を占めます。
人は対人ストレスが限界に達すると、無意識に心のシャッターを下ろし、相手の言動すべてを警戒する「敵対モード」に入ります。この状態の相手にどれだけ正論をぶつけても、脳の扁桃体が危険信号を発しているため、話は一切届きません。相手が見せている「怒り」や「無関心」という一次感情の奥底には、必ず「傷ついた」「自分のつらさを分かってくれなかった」という悲しみや孤独感といった本音(二次感情)が隠されています。
こじれた関係を劇的に好転させる第一歩は、表面的な攻撃や拒絶に過剰反応せず、相手が自分自身を守るために警戒している事実を冷静に受け止める姿勢にあります。