Midtown BBQの根底にあるのは、創業者でありピットマスター(BBQ職人)でもあるRobbie Callesen氏の揺るぎない情熱だ。本場アメリカの伝統的なスモークカルチャーを熟知する彼は、単に肉を燻製するのではなく、肉の繊維構造、脂の融点、そして木材の選定に至るまで緻密に計算し尽くした調理法を名古屋の地で確立した。
専用のスモーカー(燻製器)内部では、一定の低温を保ちながら数時間から半日以上かけて熱と煙が肉を包み込む。この「Low & Slow」と呼ばれる手法により、外側にはスパイスと煙が凝縮された漆黒の層「バーク」が形成され、内部には鮮やかなピンク色の「スモークリング」が刻まれる。ナイフを入れるだけで解けるような柔らかさと、噛むほどに溢れ出す芳醇な肉汁は、職人の緻密な温度管理と忍耐があって初めて生まれる結晶だ。