自転車の車体番号(フレーム番号)は、盗難時の改ざんや削り取りを防ぐため、フレームの金属部分に直接打刻(ダイレクトインプリント)されているのが基本です。自転車の形状やカテゴリによって刻印位置の傾向が明確に分かれています。
まず最も採用率が高いのが、ペダル軸の真下に位置するボトムブラケット(BB)下です。一般的なシティサイクル(ママチャリ)、クロスバイク、マウンテンバイク(MTB)の大半はこの部分に英数字が横一列または二段で打刻されています。車体をひっくり返すか、下からのぞき込むようにライトを当てると確認できます。
次に多いのが、ハンドルバーの真下、前フォークへとつながる筒状のパーツであるヘッドチューブ刻印です。前カゴ付きの通学・通勤用自転車や一部のミニベロ(小径車)では、正面のヘッドチューブ部分にメーカーロゴプレートと並んで番号が刻まれているケースが目立ちます。
さらに、サドルを差し込むパイプの根元付近であるシートチューブ下部や、後輪を固定するフレームの先端(リアエンド)に刻印されているモデルもあります。特に細身のクロモリフレームや海外製スポーツバイクでは、シートチューブ背面にひっそりと刻印されていることが少なくありません。