本格復帰の舞台として選んだのは、かつてFNCの創立メンバーとして苦楽を共にした代表が立ち上げたGreat Mエンターテインメントだった。大手事務所の強固なシステムではなく、互いの信頼関係を基盤にしたコンパクトな環境。これこそが、彼女が求めていた再出発の形だった。
JTBCの人気オーディション番組『シングアゲイン』へのゲスト出演や各種音楽コンテンツで見せた歌唱力は、ブランクを感じさせるどころか、成熟した表現力を帯びていた。かつてのハイトーンを武器にした直線的なアプローチから、ニュアンスと情感で聴かせるシンガーへ。ボーカリストとしての第二章は、確実にその歩みを進めている。