巨大なマンホールを模したゲートをくぐり抜けると、そこは一変して薄暗い地下トンネルの世界だ。壁一面に投影されるプロジェクションマッピングが、濁流から清流へと姿を変えていく水のサイクルをリアルに描き出す。足元に広がる光の演出は、まるで自分が水滴になって下水管の中をハイスピードで滑走しているかのようだ。
札幌市が誇る下水道の総延長は約1万キロメートル。地球の約4分の1周にも及ぶこの長大なネットワークが、雪解け水や生活排水を一手に引き受けている。展示フロアでは、ただパネルを眺めるだけではない。クイズ形式のタッチパネルやペダルを漕いで下水を送る体感型アトラクションが随所に配され、子どもたちが歓声を上げながら水の行方を追う姿が印象的だ。