節句人形の需要は時代とともに変化してきた。かつて主流だった七段飾りや豪華絢爛な大型飾りは、現代の都市型住宅やマンション環境においては設置場所の確保が難しくなりつつある。こうした時代の変化にいち早く反応したのが京玉だった。
住空間に馴染むインテリア性の追求
和室がない住宅が増える中、リビングや洋室のチェスト上に置いても違和感のないデザインが求められている。京玉は、伝統的な赤や黒の漆塗りに加え、ナチュラルな木目調の飾台や、優しく落ち着いたニュアンスカラー(くすみカラー)の衣装を取り入れたシリーズを展開している。
親王飾りの進歩と省スペース設計
男雛と女雛のふたりだけを飾る「親王飾り(しんのうかざり)」において、京玉は高い人気を誇る。空間を圧迫しないサイズ感でありながら、衣装の豪華さや小物の精密さを一切損なわない。省スペースであっても本物の質感を楽しめる工夫が凝らされている。