欧州の伝統的なハッラー(編み込みパン)やブリオッシュで用いられる5つ編みパンは、焼き上がりの立体感とクラムの引きが格別です。粘弾性のあるパン生地は髪や紐と異なり「伸び縮み」するため、5つ編みパン成形の手順詳細には特有の配慮が必要です。
成形前の生地を均一な太さの棒状に5本伸ばしたら、一度10分程度のベンチタイムを取って生地の緊張を緩めます。端の接続部分をしっかり指でつまんで圧着してから編み始めます。パン成形における失敗の多くは「きつく編みすぎること」です。二次発酵と焼成時に生地が大きく膨張するため、指1本分のゆとりを持たせてふんわりと編み進めることで、焼き裂けのない均整の取れた美しい編み込みパンに焼き上がります。