彼のアナウンサーとしての原点は、間違いなく『news every.』での長年のキャリアにある。東日本大震災やコロナ禍といった未曾有の危機に面した際、彼が発したとっさのメッセージは、多くの人々の心を救ってきた。原稿をただ正確に読むだけのアナウンサーとは一線を画す、心に響く言葉選び。それこそが彼の最大の武器だ。
生放送中に予測不能のトラブルが発生しても、決して動揺を見せない。カメラの向こう側にいる一人ひとりの生活者を意識した問いかけは、視聴者との間に強い信頼関係を築き上げた。日本テレビを代表する顔として定着した実績があったからこそ、フリーへ飛び出すリスクをとってでも、言葉の力を追求し続ける価値があったのだ。